介護20/テーマの中核とつながる
9月24日雨予報が快晴に変わり、母は退院。
帰宅して購入しておいたゼリー食2種と、家で片栗粉を混ぜて作った野菜のお粥、
野菜とかぼちゃのポタージュとデザートを一気に食べて一安心。母は久々に自宅で寝た。
その後、自宅で訪問会議が行われた。
訪問会議には、ケアマネさん、介護レンタル用品でお世話になっている会社の社員様
(今日から痰の吸引を自宅でするため ),あらたに毎週母の様子を見にきていただくことになった訪問看護会社の看護師さん、ショートステイでお世話になっていた施設の責任者のかた。
全員でこれからのことを確認しあう。
まずレンタル痰吸引器の設置と説明を受け、設置してもらった。(ケアマネさんから、自分で購入もできるが、結局うまくいかず、レンタルできる吸引器を使う方もいたと教えていただいた )。そのあと、これから毎週お世話になる訪問看護師さんから吸引指導を受けた。入院先の看護師さんによれば、痰吸引は鼻からが常識らしい。
喉から入れると、喉の周りが傷ついたり、膿んだりして大変になるのだそう。
ショートステイ先の担当者様からご意見をいただいた。
「お母様のような痰吸引が夜間も必要な状態の方ですと、うちの施設は夜間看護が付いていないので、お断りしなくてはならなくなります。これは、ショートステイだけでなく、施設入所についても同じで、夜間看護が必要なご入所はお断りしています。」という発言があった。
入院先の看護師によれば、母の場合、「痰吸引は一日4回程度本当に少し吸い取るだけでした」とのこと。
私は、施設の担当者様に、「その程度なら、ショートにあずけるときには、夜間は痰が絡まない薬を飲むようにすればいいですよね」と提案をして、その場は終わった。
その後、自宅で訪問入浴、夕方からは訪問看護会社の管理者の方がこれからの契約に来られた。
訪問看護会社の管理責任者40代男性A氏は、看護師、呼吸療法認定士でもある。
「入院先でもそうだったけど、男性看護師さんが増えているのか ?」とたずねると、以前ドラマで男性看護師のドラマがあったようで、その影響があるそう。
契約だけかと思ったら、いろいろなことを時間をかけて丁寧に教えてくださった。
まず、最近、入院ベッド数を減らすためにだろうか。
高齢者の病院入院滞在日数を短くするような地域包括ケアシステムという政策が決まったのだそうで、病気が、患者の完全回復を待つのではなく、可能であれば、できるだけ入院を短縮し自宅生活を続けられるように支援する政策らしい。
高齢入院は、医療費は、通常の4人部屋なら1ヶ月44400円ですむ。施設1ヶ月入所料金よりずっと安く、看護体制も整っていて、家族としては、施設より病院に入院していた方が安心ととらえる人が当然多くなると思うから、このための対策となったのか。
A氏曰く「この政策が僕は本当に悲しいんです。僕らはどうなるのか」と。
悲しい原因は2つあると思う。
退院して、家で寝たきりの高齢者が、とても増えている現状への悲しみと、
今30ー40代である A氏の両親が、高齢で病気になり入院もできない、施設の介護士も減少しているとなれば、嫌でも自宅介護になるのだ。
「自分の時間がそれに削られるのが嫌なんですよね」と。
介護をすると、自分の時間が削られる感覚はどうしてもある。若い頃は、エネルギーが有り余っていて、親の介護に時間を取るなんて考えられないのが普通だと思う。
それがちょうど私くらいの年齢になると、エネルギー量が程よく減少し、自分の身体に魂が静かにすっぽりと収まるようになり、自分の今すべきことが使命と理解できるようになり、
親の介護の経験から学ぶことや、乗り越えることも使命の一部ととらえることができるようになる。
そのあとは、痰吸引について、母の状態をみていただくと、痰はそれほど多くないので、痰がつまっていたら OS1ゼリーなどで飲み込んだ方がいいとのこと。自分の判断で家でも、以前からそうしていたこと。
痰がどういう風に流れて喉につまるのかも詳しく教えてくださった。なるほど!。
次に、歯の状態と食事も確認していただいた。母の歯磨きは必ず1日3回。最近は歯を磨いた液を自分で外に出せなくなったので、色々考えて、GUM溶液を少し垂らしたみずに、歯ブラシを湿らせて、歯を磨き、歯間ブラシで歯石を取り、口腔ケアスポンジでふき取りをしている。とても歯がきれいだとほめてもらった。
高齢者は、歯も磨いてもらえない人がたくさんいると思う。
思いもよらず、食事もみせてくれというので、急いで、先日宅急便で届いたばかりのゼリー食を器に盛って出して、母に食べさせてみた。焦って食べさせた。
もっと喉元を観察して、ゆっくりお母さんのペースにあわせてくださいと注意をいただく。
何度も声をかけても口を開けられないことが増えたので、口を開けているときに急いで食べ物を入れてしまうことがあるのだ。ゼリー食だから心配はないけれど、こうして急がせるのも、誤嚥性肺炎の原因の一つになると思った。
契約だけは後で管理者がくると聞いていたが、思っていた以上に丁寧に指導いただいて、勉強になることばかりだった。医師や看護師は当たり前にこういうことを学ぶのだろうけど、私は、介護をはじめてから、生命救助の基本を学んでいるような感覚。
どこかで被災があったら、高齢者のための、看護師の助手くらいはできるかもしれない。
母が退院した日は、こんなふうにこれからの準備でいろんな方にお越しいただいた。
その日ふりかえって、一番気になったのは、ショートステイ担当者様に、「今まで預けていたショートステイ先では、夜間看護がないため、痰吸引が必要な方のお預かりはできない」と言われたこと。
次の日には、毎月一度往診していただいていた診療所の先生に、自宅にきていただき、診療訪問への変更契約をしていただいた。先生は、たまたま偶然に、母の介護施設の訪問医でもあって、いつも話がスムーズで助かっている。
先生は、ショートステイ先の介護士さんから、母が救急で運ばれた日は「本当に大変だったんですよ」と聞いたのだそう。そして、先生は、「今まで、5年以上、お母さん、ショートでよく頑張ってましたよ。夜間看護付きの施設入所に入るのも考えたら ?」
「母は田舎の施設を一度出てしまったし、東京の施設入所は、なじめないだろうし、今値段も上がってますよねー。」
「それならお母さんは、これからは家でいいんじゃないですか ?」
「そうですね。もうなかなかショートに預けるのも厳しい状況になってきたので、それでやってみようと思います。ただ、食欲も落ちていて、、、点滴とか必要ですか ?」
先生「食べないからと言って、胃に穴を開けて栄養入れたりしたいですか ?僕は親にそんなことはしませんよ。じゃあ、点滴で栄養をといっても、じゃぁ点滴をいつまでやればいいんだという話にもなるんですよ。」と。
わたしは、「たしかにそう思います。薬漬けにもしたくないし、母に自分の気力がなくなって、食欲が落ちるなら、それが自然だと思うので、それは仕方ないですね」と話した。
当然のことながら、これまでも、誰も、母が今どのようなレベルの状態かは教えてくれるはずはなく、家族の判断になる。今までは、母の状態でショートステイはいいのかどうか ?を、気にしながら、聞きながらやってきたけれど、皆とても優しくて、ご家族様の心配するようなことは言わないことを徹底しているから、今回いろいろなお話を聞くことにより、母の状態ではもうショートステイは無理だということは理解できた。母もしんどくても耐えて頑張っていたのだと思う。
長きにわたり本当にお世話になったショートステイも終わりどきで、次の段階の本格的な家介護になるのだ。
ただ私が介護疲れをして参ってしまうのは一番良くないので、念のために、看護付きの介護施設の夜間看護つきを、あらたに見学に行くことにした。ケアマネさんが教えてくれた介護施設は、母が高校大学時代から、東京で働きはじめた時に住んでいた家のすぐ近くにある。今の家も同じ地区。私も30年近く同じ地区にいる。守護神様、守護霊様とご先祖様のお導きだと思う。いつもありがとうございます。
これから両親の介護施設を探すとき、その先両親がどんな状態になるかわからない。
24時間看護体制が整っている施設であれば問題はない。
母のように、急に夜間看護が必要になる場合も考えられる。母は乳がん再発は完治したものの、最近ものすごく増えている誤嚥性肺炎に。
そうなった時に、夜間看護がついていない施設に入所してしまうと、退所しなければならない場合もあることを知った。
病院に入院したとて、早めに退院をさせられると、結局自宅介護と向き合うことになるということまでを覚悟して、包括的に考えた方が良さそうな未来。
乳がん再発を食事でほぼ直して喜んでいたのもつかの間。今度は、完治しにくい、誤嚥性肺炎。一度かかると、そのまま亡くなってしまう方も多いようだが、母はほぼ完治で退院した。だけど、夜になると、その菌が発生しやすいのか、何度か痰の絡まりや、手の震えが起きる。
OS1ゼリーをなんどか口にふくませると、そのままぐっすり寝て、朝まで起きないので安心。
ショートステイの時に私は息抜きをして、田舎の家の掃除や DIY他の仕事をしてバランスを保っていましたが、「自分で母をみる」と言った自身の発言に、ほぼ完全に包囲された。
これからはショートステイに頼って休むことも考えず、自分のバランスを取りながら、母の介護に本格的に専念する日々に。
今そういうタイミングをむかえたということ。
それ以下でもそれ以上でもなく、母にできることをすること。
瞑想やヨガに助けられて、この日をむかえ、より一層、自分の今世のテーマの核心に向きあうことになった。
私は、子供の頃から、グループや、何かに制限されるのをとても嫌う性格で、制限があると、必ずそこから飛び出したくなる。同じような性質の人は、よく見かけるし、会社員には向かない人たちでもある。
よく言えば、自由で柔軟ですが、悪い部分は忍耐力がない部分。
この忍耐力を超えるために、私は、母の介護を自分から要求したのに、完全に向き合えていなかった。その核心にこれから入って行く。
人生には、いい時期もあるし、辛い時期もある。ただ楽しい時期もあれば、忍耐が必要な時期もある。全ては無常なの。と、旦那が言った。
全ては色々。自分自身が、ただの経験を悪いとか辛いと決めつけているにすぎない。
私は瞑想のおかげで、今あたえられる状況とポジティブに向き合うことができるようになった。瞑想を長く継続している方は、理解できると思いますが、ここからが自分の核心。
母の退院からの数日で、今まで浄化しても浄化仕切れなかった、過去長年の染み込んでいた古い方法の残像が、自分から一掃された。もっとシンプルで、静かな意識に移行した。
もう過去の方法に戻ることもないなと思いながら、いろんなことが本当にうまくつながっている奇跡を感じる。
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