目覚めの経験8 (瞑想中のストレス問題、結婚.)

 



2拠点生活を終え、スタイリストとしても変化し再び忙しくなり、同時に瞑想やエネルギーワークへの興味も尽きることはありませんでした。
瞑想、ヨガをはじめて15年以上たち、物欲も軽減し、着る服も変わり、ヒールのある靴を履くのも突然の思いつきで一切やめました。ヒールのある靴をやめて、紐履、ビルケンとスニーカー、ダンスコのみの生活に。ヒールをやめたことは、思っていた以上に等身大の自分に気づく大きなきっかけになりました。日々の生活がほんのりとした明るさに包まれはじめていました。



私の問題点としては、家に戻り瞑想をすると完全に過去をリセットできるようになっていましたが、納得のできないこと、重たい磁場に、過敏反応し、ストレートな物言いをしてしまうことでした。ストレスに無理に耐えて腸に良性ポリーブができた経験があり、耐える容量が小さいことも課題でした。大抵の場合の原因は、人間関係より、その奥にあるファッションと環境問題の矛盾に納得できない思いにより引き起こされる反応でもありました。

私の課題は、人格的葛藤をその瞬間に処理できる成熟さに至ることでしたが、当時は問題として捉えるところまで行き着いていませんでした。瞑想とヨガでバランスをとりながら仕事をしていました。

振り返ってわかることは、仕事が忙しいと、自分の内側に気づいたり、問題を浄化したりする時間が十分にないということです。「あなたという習慣を断つ」の著者ジョーディスペンザ氏によると、人間は忙しいとストレスホルモンを放出しつずけて物欲の虜になり、悪循環の中にいるのだそうです。ストレスでオーラが分厚くなっている症状をどう表現したらよいかと思っていたら、ストレスホルモンという言葉。すごくわかりやすい。ジョーデスペンザの本も本棚の整理をしようと思って何気なく取り出した読みかけの本でしたが、今読んで、知りたかったことの答えが、いくつもの返答になっていました。


45過ぎた頃友人の紹介で結婚しました。
結婚もシンクロがあって、母方の兄弟と旦那さんの両親が同じ名前。

結婚後は食事を変えました。魚と卵を週1−2程度に摂取するようになり、以前より神経科過敏が薄らぎました。ビーガンをはじめてからこの頃までは、血糖値をあげるため、毎日チョコレートを食べていました。

私の場合は、婚期は3回あったそうで、最後の婚期は45だと言われていましたが、最後のタイミングで結婚することになりました。仕事も物件探しも、色々振り返ると、最後の最後にタイミングがやってくることが多いです。

結婚して引っ越しをすることになり家を探しました。
お互い引っ越し回数が13回。

家探しはいつも大変。私はスタイリストの仕事でも探しているものが最後の最後に見つかるので、いまの家も20軒は見学しました。不動産屋も3つくらい掛け持ちして探しましたが、ある不動産屋の女性担当者が「鈴木さんの家は私が見つけます!!」と言い切りました 。言い切るのって大事ですね。
最後の最後にいまの家が出てきました。図面の簡素さにちょっと引きましたが、「あったー」と思いました。

お互いのフィールドに侵入しない個々の部屋が必要だったので、古い2階建1軒やの広さで決めました。結果的に、現在は母の部屋もあり、コロナ中は、外にも水道、そして駐車場もあり、本当にこの家でよかったと思い、朝掃除をするときにはいつも心の中で「ありがとう」と言ってます。
この家にもシンクロがあり、大家さん、3軒両隣の方は、私と母と同県民、そして、徒歩5分圏内にあるコーヒー豆の焙煎所の旦那さんは下田出身で、最近下田にも焙煎所を出されていて、実家に帰ると時々立ち寄るという不思議なご縁。


結婚当初は「これから先はたして私はうまくやっていけるだろうか」と度々不安が襲ってきたのですが、不安になると、老夫婦が手を繋いでいたり、仲良く歩いている光景を必ず目にしたので、大丈夫という気持ちが次第に強くなっていきました。

その頃から瞑想はサボり気味、1週間に2、3度程度の瞑想になり3年程たちました。日々のリセットができなくなり、仕事の愚痴が増える一方、眉間にシワがよる一歩手前くらいの状況に陥り、日々身体に毒が身体中に溜まっていくようでした。旦那さんにも常に私の物言いを指摘されていました。

一人暮らしの時間がとても長かったため、孤独な時間の大切さも感じた一方、人と暮らしはじめ自分の性質を指摘されることに、今までにないありがたさを深く感じました。





結婚した頃、以前お世話になっていた編集部の方に、「ヴィパッサナー瞑想」の話を聞きました。
「旅行に行くよりずっといいですよ!!」と。「えっ旅行に行くよりいい !!??」。

一緒に仕事をした旦那さんも、編集者の瞑想合宿話に興味を持ち、ヴィパッサナー瞑想に二人で申し込みをすることにしました。旦那さんは初の瞑想経験。
申込日の深夜0時ちょうどになる前からボタンを押すだけの準備をし、パソコンから申し込みを完了したのですが、特に女性枠は30秒くらいでいっぱいになりました。年末は夫婦で初のヴィパッサナー瞑想合宿10日間。ほぼ12日間です。

つづく。










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