介護2 親の歴史をたどること/ &瞑想


全てが幻想である日々のなかで、、、


母の介護。

楽しかったり、しんどくなったり、感謝がこみ上げたり、

さざ波を感じながらもうすぐ丸4年すぎます。

あと数ヶ月で5年目に突入します。


「あーしんどい。。。一体いつまで続くのだろうな」と思いながら、朝、熱いお湯でしぼったタオルで、両手、顔、、、と上から順番に母の身体をふいていくとき、オムツ替えをするとき、ベッドから起こすとき、母はとても純粋な子供の目で、ただただなんの作為もなくわたしの目をみています。今日もわたしが思うことは全て見透かされているようです。


母の偉いなと思うところは、「介護をしてほしい」とわたしに頼んだわけではなく、自立しているところ。でも、娘のわたしが、施設にいる母をみて、自然に何かしたいと思ったのは、コロナがあったことがとても大きいけれど、母のこれまでの行いがよかったのだと思います。だから母はいつも運に救われるのだと思います。

最近知ったのは、介護資格をとって親を面倒みると、それが仕事になるということ。介護資格をとるには、色々大変なこともありますが、今本当に介護士さんが少ないのだそうです。

何かお仕事探している方はぜひ挑戦してみてください。

わたしは、実家に帰るたび、母の世話をしはじめ、ほとんどやり方がわからずに介護をはじめたのですが、癒し系の仕事もしていたため、介護も自然に身につきました。

続けるうち、ほかに困っている人がいれば助けてあげたいという気持ちも湧いてきました。こんな気持ちが湧いてくるとは思ってもみませんでした。

ただ、深夜のオムツがえ、食事全て、排泄、1日中みていなくてはいけない大変さがあります。責任もあるので、わたしは母の介護の後は、他者の介護はやめようと思います。

やる気があれば、介護は50、60、70でもできるお仕事だと思います。



昔母の生い立ちを何度か聞いたことがあったのですが、わたしの記憶はとても曖昧でした。

母を介護しはじめたお盆時期、母が「おばあちゃんに会いたい」と毎日言いました。

一体母のおばあちゃんてどこにいるんだろうか。。。というのがきっかけで、母の生い立ちを再びたどることに。

わたしは必要ないことは左耳から右耳へスーッと抜けていきますし、瞑想をしているせいか、何か聞いても、その場その場で頭に長く残ることがありません。

母の生い立ちも何度か聞いたはずですが、一部部分しか残っていませんでした。


この数年母宛に達筆なお手紙をいただいていたお会いしたことのない親戚のおじさまに、思い切って手紙で母の生い立ちを聞いて見たところ、なんと、北海道の区役所で戸籍と親族の家系図を調べてコピーして送ってくださいました。

父の方の戸籍は数代前まで見たことがあるのですが、母は ??とあらためて思うと、母の両親の名前と職業くらいしか知らない。


戸籍と家系図をあらためて見て、母方の名字も知り、近しい親戚の繋がりも明確になりました。

そして、母方祖母の方のお墓を、兄弟の子供さんが北海道から東京郊外に移したこともわかり、その親戚にもお会いすることができ、お墓参りも無事にできました。

母の両親両方のお墓が、東京郊外の近くになり、両方にお墓参りができて、とても満足したようです。それ以来おばあちゃんに会いたいと言わなくなりました。

わたしは、ずっと同じ区に30年ほど住んでいるのですが、この区は母が長年住んでいた場所です。以前16年間住んでいた場所は、母の家があった場所の道路向かいであると知り驚きました。この頃、わたしが東京のこの場所にいるのは母方のご先祖様の守護もあることを感じました。

なので母を東京の家に連れてきたのは、わたしの意志だけではないと感じていました。そしてこのお墓参りも母が東京にいなければ実現できなかったことです。



親のことをほとんど知らないという方は意外と多いかもしれません。

わたしは30歳になった時にクレアボヤンス (透視ヒーリング )を学んだ時に、

「自分を知るためにはどうしたらいいか ?」と先生に質問をして、

「自分を知るためには親を知りなさい」と言われました。

それが30歳の時で、それから毎月実家に戻り、両親といろいろな話をするようになり、親を理解しはじめました。それでも、もっと色々聞いておけばよかったと今になって思うことがたくさんあります。父のことも、理解してきていたのですが、遺品整理をしたときに、さらに理解できたと思います。


老化がはじまり通常の状態ではなくなりはじめたとき、

いまなぜこうなったのかにも必ず理由があるのだそうです。

その理由を丁寧に辿っていくと、両親の歴史に触れていくことになります。

歴史に触れていくと、より理解できるようになります。

そして、両親を理解することで自分のルーツへの気づきも増えるのです。

夫婦なら、旦那さんの歴史をたどることにもなり、旦那さんのご両親をたどることにもつながり、それも理解につながります。

まだご両親が健在でボケていない方は、今のうちに詳しく聞いたり調べたりすると面白いと思います。

ご両親ともいない場合には、それはそれでよいとおもいます。

もしかしたら、何かわかる人をたどって探すのも理解につながることもあるかもしれませんし、その状況を選んだたましいにも理由があるかもしれませんが、

それらの理解もルーツも、全てはエネルギーです。

幻想のようなものです。

自分も他の生命も、すべて生命エネルギーです。

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最近瞑想しているとエネルギーがさらに軽く上昇しているのを感じています。



久々にヴィパッサナー瞑想のメールが届きました。

 (わたしは合宿を一度だけ経験させていただきました。ヴィパッサナーは宗教ではありません。)

以下に一部を貼り付けさせていただきます。

いつも瞑想に感謝しています。

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[ゴエンカ師のQ&A ]

Daily Life【日常生活】

Q: どうしたら怒りから逃れられるでしょうか?

ゴエンカ師:ヴィパッサナーを修行することです。ヴィパッサナーの生徒は、呼吸や、怒ったときに生じる体の感覚を観察します。この観察は平静さを保ち、何の反応もしません。怒りの感情はすぐに弱まり、消えていきます。ヴィパッサナーの修行を続けることで、怒りに反応する心の習慣が変わります。
 

Q:怒りを抑えようとしても、抑えられないのです。

ゴエンカ師:抑えてはいけません。観察するのです。抑圧すればするほど、怒りは心の奥底に入り込んでいきます。コンプレックスはますます強くなり、そこから抜け出すのはとても難しくなります。抑圧せず、表出もせず、ただ観察してください。

 

WISDOM (PAÑÑA)【知恵】

Q:体を浄化すると心も浄化されますか?

ゴエンカ師:いいえ。体を浄化しても、心が不浄なままでは、それがまた体を汚します。根本は心であり、体ではありません。体はただ場を提供するだけです。体の助けを得て心は働いていますが、心を浄化しなければいけません。体をいくら洗っても心は洗われません。心は不浄なままです。浄化されなければなりません。しかし心を浄化すると、体も浄化されるという効果があります。ヴィパッサナーの目的は心を浄化することです。



[10日間コースの講話で引用されているパーリ語の節]


二日目

自分自身で修行をしなければならない

悟った人びとは道を示すだけである

―ダンマパダXX.4(276)


「すべての不健全な行為を慎み

健全な行為を行って

自らの心を浄化する」

これがブッダたちの教え

 ―ダンマパダXIV.5(183)




[ヴィパッサナー瞑想 実践の手引き ]

ヴィパッサナーのコースは、それがみなさんの生活に変化をもたらしてはじめて、真に価値あるものとなります。そして、その変化は、この技を毎日実践することによってのみ、もたらされます。みなさんが、今後も、瞑想を続けていくことができるように、以下にコースで学んだことの 概略を記します。 


シーラ(sīla) 日常生活において、以下の五つの戒律を守ることで、シーラを実践できます。

  • 生きものを殺さない。
  • 盗まない。 
  • 性的な過ちを犯さない。
  • 嘘をついたり、とげとげしい言葉を使わない。 
  • 酒類や薬物などを摂らない。


瞑想 

実践を続けるために最小限必要なこと

  • 朝1時間、夜1時間、瞑想する。 
  • 年に一度、10日間コース、あるいはセルフコースを行う。 

また次のことも奨励されています


  • 眠りに入る前と目覚めた後、寝床で横になったまま、約5分間、瞑想する。 
  • できれば、週に一度、同じヴィパッサナーを実践する瞑想者とともに瞑想する。 
  • 自由な時間を、できるだけ瞑想にあてる。
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