龍というスピリット
この絵は龍敬子さんのポストカードです。
以前銀座でちいさな個展があり、そのギャラリーから送られてきたものです。
(ありがとうございます。 )
龍さんのことを知ったのもシンクロニシティ。
昔西麻布に住んでいた時期に、有栖川公園の図書館に通っていました。
本棚散策をしていたら「世界の言語は元ひとつ」という本が足元で目の前に飛び込んできました。
ヘアメイクの友人から紹介いただいたアーティスト元ちとせさんのお仕事をしていた時期です。
彼女が出した本かと見間違い、手にとると、神代文字を書かれている書家安藤先生の本。
神代文字は、天皇家から安藤先生へと巻物を渡され、「これを人に教えなさい」と言われたそう。神代文字や竹内文献に代表される長古代史文書を解読し、文字の世界から人類が「元ひとつ」だったことを実証するというもの。
しばらくして、安藤先生と生徒さんの書道個展が表参道であるとしりました。
そのころによくお仕事をさせていただいた場所が近所で、仕事関係者方にも声をかけつつも、ひとりで個展に行きました。
個展に行くと、ていねいにお茶とお菓子をいただき、その後、仕事関係者も展示場に行ったのですが「わたしにはお茶もお菓子も出てこなかった」と。
それを聞いて、「あっこれはわたしに何かご縁があるのかな」と思いましたが、その時もそのままに。
それからだいぶ時が経ち、コロナ期に、父が癌でなくなりました。父の遺品整理をはじめたころ、両親の寝室から紫色の風呂敷に包まれた書道道具と書が数枚出てきました。
その書は母方の祖父が書いたものでした。その書がとても美しく心にスッと飛び込んできました。それを機に書を習おうという気持ちが高まり、ようやく神代文字を習いはじめました。すでに安藤先生は飛騨に移住されていたので、通信で学びはじめました。
神代文字の種類は本当にたくさんあるそうで、ここで学ばせていただいた文字は、その中の一部なのだそうです。それでもかなりの種類です。
その中に龍体文字というのがありました。
龍はよく知られているスピリットです。
龍体文字を検索すると神代文字の中でもパワーの強い文字の1種らしいとわかりました。
わたしは18歳の時に九頭竜神社に自然と導かれたご縁があるのですが、龍自体にはそれほど興味がありませんでした。
神代文字を書きはじめ、龍体文字を知り、興味本位で色々調べると、龍敬子さんという画家の絵を知りました。龍さんは宇宙の啓示により絵を描きはじめたのだそうで、ネット上からも、すごいエネルギーを感じた絵がありました。なかでもわたしがとても惹かれたのは「COSMO」というテーマの絵でした。
龍さんを知った次の日にすぐに巣鴨のギャラリーに伺うと、なんと、そのギャラリーは、伺ったその日で閉店するというタイミングでした。
そして、ギャラリーにおられたのは龍さんの娘さま (画家 )でした。
ギャラリー最後の日ということで、龍さんの作品がそこかしこにあふれていて歩く場所もないほどでした。「いつも出していない作品もあるのですが、閉館の作業をはじめたので、今日は一番たくさんの作品をみることができますよ」と。なんともラッキーづくしのタイミングでした。
中でも、観音菩薩が空に浮いているとても大きな絵の前に座ると、体が自然とそこにとどまり続け、しばらくじっとその絵の前に座って目をつぶっていました。
絵をみて身体があの様な感覚になったのははじめてでした。
家に戻ってからも後で色々龍さんについて調べると、龍さんの本名は鈴木。
娘さんは惠理子さん。と、わたしの旧姓と同姓同名、漢字違いというシンクロニシティがありました。
シンクロが続きでしたが、それ以来龍さんにお会いすることは叶わず、このシンクロはここで終了した様子 。
それからもう5−6年経過して、ついこの間、このポストカードがポロっとノートの中から出てきました 。
龍は、わたしの想像では及ばない様なエネルギーの大きさ強さを感じる壮大な風を舞うスピリットなので、あまりご縁がないスピリットの様に感じていましたが、もしかするとちいさな龍もいるのかもしれません。
そう思ったのは、神代文字のお稽古をやめてしばらく経ってからのことです。
瞑想やヨガのほかに自分なりのエネルギー調整などをして、日々思いついたことをとにかくやることを継続していたのですが、ある時にピタッとすべてのエネルギーが止まったのを感じ、「これからどうしようか」と思った空白の時がありました。なんとなく思いだし、龍体文字で好きな言葉を書いてみたのです。
そのあとに本棚の整理をすることを思いつき、本棚を整理していたら、ジョーディスペンザの
「あなたという習慣を断つ」という読みかけの本に気が向いて、再読しはじめました。
すると前に読んだときよりも、本の面白さがわかり、数日間夢中で読み終えました。
それから、ジョーディスペンザを検索し、動画の瞑想など、毎日空いている時間を使い徹底的にためしていくと、またあたらしい自分のエネルギーが動きはじめたのです。
それを機に頭の中を完全に空にするところまで導かれ、脳内が明るく光をおびはじめました。
この過程から、龍の存在を感じました。
龍はこういう風に、エネルギーの流れをつくるスピリットでもあるのだな、と。
それはわたしの日常の様に、いかにもふつうの静かな暮らしの中にもあらわれるということがわかりました。
龍敬子さんのギャラリーは今千葉に移転されている様です。
もし気になる方はぜひ!!
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