目覚めの経験3 (音を聴く、魔法が解けていく )
行列のできるヒーラーのセミナーに通うようになったころ、瞑想中にピーー〜というとても小さな音が頭上に鳴り響きはじめていました。
耳鳴りのように邪魔な音ではなく、とてもすんだ音でした。だいぶ後になって、シーター波であるということがわかりました。日常で、気が澄んでいるとき、磁場の良い場所にいるときに必ず聞こえました。それを不思議とも思わず、ただその音を聞いているだけで長く時がすぎました。20年以上経って、現在は一つの音だけではなく、微細なシャワー音のように何層にもわかれた音がきこえるようになっています。気の静かな場所にいるとき、瞑想中には、ほぼ毎日きこえています。田舎にいるときには、よりたくさんの音が鳴り響いて頭上が音でいっぱいになってしまうこともよくあります。これからこの音がどうなっていくのかはわかりません。
最近になってひとつわかったのは、この音は覚醒の現象なのだそうです。私は透聴が発達したため、音が聞こえるようになったのだと思います。
現実はといえば、クリアサイトを卒業してから仕事への興味も変わりはじめていました。
私は売れっ子スタイリストではなかったので、仕事に関しては自分で模索して模索して延々に模索しながら、しばらくはマネージャーにお世話になり仕事をしていました。マネージャーさんとの出会いにもシンクロ、色々なところでシンクロがシンクロを呼びながら、モードの仕事をさせていただくようになり、パリにも通い、本当にいいものをたくさん見せていただくことができ、本当にいい経験をさせていただきました。あの経験がなかったら、今、もの選びの判断をしたり、身の回りを心地よくして生活することができなかったと思います。
ヒーリングを学ぶまでは、スタイリングも迷いに迷いながらモード誌の誰かのスタイリングを参考にしていたのですが、瞑想をして、気が整うと、まねがなくなって、自分のスタイリングができるようになっていました。
だれかを真似する、あの人のようになりたいという目標も、勉強になりましたが、自分が整うと、真似をしたり他人を気にしたりすることがなくなる、ブレがなくなることがわかってきました。
そういう経験をしている30代半ば、ミルミルと魔法が解けて行く瞬間がありました。
「あっわかった」という感じです。
テレビから何度も流れてくる広告や音、繰り返されるニュース、表参道を歩けば、あらゆる広告が魅力的に発信され、自分に強力なインパクトを与えていたこと、百貨店のボディが着ている洋服やバッグや靴、食べ物やドリンク、夢中になるドラマや映画のアイコン、すべてのものには売るための戦略があり、それがとても大きな力で自分に影響を与え続けていたことに気づきました。この物質界の刷り込みという魔法は子供の頃からのすべてだったことに気づいていきました。
今ではSNSでもよく言われるようになって、このことに気づいている人は本当にたくさんいます。
物質社会の教育からはじまった全ての構造がみえてしまったのです。エネルギーの世界でいえば、自分のオーラの中に違和感あるものが常に侵入して影響を与え続けているような状況です。特に戦略が渦を巻く都会では、人々の欲望にとても強く刺激を与えている広告で埋め尽くされています。
私はどちらかといえば、ハイブランド崇拝者でしたが、目覚めはじめてから、ハイブランドの洋服を大きな紙袋いっぱいに詰めて DCブランドの古着屋さんへ何度か売りにいきました。
何百万の服の価格は驚くほど少額の値段で引き取られていきましたが、すべていい経験になりました。それから仕事への興味も変化して、オーガニックな世界を求めるようになっていきました。これから先何を仕事にできるかをいつも探していました。
そのころの変化といえば、寄付をするようになったこと。稼ぎの何%かを必ず寄付に当てるようになり、神社でもかなりの額のお賽銭を張り切っていれていた時期です。
とにかく時間があれば神社によく行くようになりました。守護神様、守護霊様、そしてなくなったご先祖さまたちが自分を導いてくださり、いまここにいることも身にしみて感じられるようになり、毎日ご先祖さまにも手を合わせるようになりました。
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